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乱取競技方針について

更新日:23/09/10

投稿者: JAA教育局

2023年9月11日
(NPO)日本合気道協会
教育局長 嶋田典弘

2019(令和元)年7月に徒手乱取競技規則が制定され、同年に開催されたITAF(国際合気道競技連盟)主催のスペイン・マラガ大会において、正式種目として個人戦が実施されました。2023年ITAF横浜大会では、個人戦と団体戦が行われました。「徒手乱取り」は富木謙治師範が「合気乱取法」の練習システムを創案した当初の形式であり、最初の試合(競技)は1966(昭和41)年の「第一回 三大学対抗合気道大会」で実施されました。
一方、短刀乱取競技は翌1967(昭和42)年の「第二回 三大学対抗合気道大会」で徒手乱取り競技と並置するかたちで採用されました。これは師範の決断によるもので、以来、半世紀以上にわたって実施されて来ました。
教育局では、本協会の今後のあり方を決める上で、志々田文明・佐藤忠之両師範と山口升呉八段に本協会の合気道の歴史を富木師範の原点思想から検討してもらいました。その結果に基づき、徒手乱取り競技及び短刀乱取り競技について以下を本協会の方針とします。

  1. 方針

(1) 徒手乱取りと短刀乱取りの両乱取り法を堅持する。
(2) 堅持するに当たっては、富木謙治師範が「合気乱取り法」を創案する際の基本である<離隔の間合い>を両乱取りにおいて実現できるよう継続的な改善を行う。
(3) 競技改善のため、稽古法及び競技ルールの研究を継続的に進め、普及に努める。

  1. 方針理由
    別添の論考「徒手乱取りと短刀乱取りの意義」をご参照下さい。

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