体験者の声
人生色々、ブラスバンドから合気道へ
[春風会 M.H(60歳)]
私が合気道を始めたのは、五十歳も後半の頃でした。
スポーツセンターの更衣室で柔道着を着た人に、声をかけたのが始まりです。
これがこんな事になるとは、、、。こんなにのめり込むとは、、、。 人生は何が起きるか分かりません。
人生色々。高校、大学とブラスバンドをやっていた私が、今柔道着を着ているんです。裏を返せばこんな私でも出来るという事です。
そして、五十歳を過ぎても、六十、七十、八十、九十歳の人も合気道を学べます。 合気道の稽古は覚える事がたくさんあります。
その時覚えても家に帰ったら忘れる事も、多々あります。
新しい事を学ぶのは、新鮮です。私の凝り固まった頭をほぐしてくれます。 ボケ防止にもなります。
今、団塊の世代が定年になって家に籠っています。 健康とボケ防止に合気道を、団塊の世代にお勧めします。
草々
「一家で黒帯」が、私たちの目標
[ワセダクラブ Y.N(46歳)合気道歴5年]
私の合気道に対する憧れから家族(夫、長女、次女)を巻き込み、全員で習い始めて6年目となります。
運動とは無縁だった生活から一変し、週に1度の稽古で楽しく汗をかいています。
すれ違いがちな平日も、みんなで技の予習をしたり筋トレやストレッチをしたりと、運動不足の解消に加え、コミュニケーションのきっかけにもなっています。
「一家で黒帯」が、私たちの現在の目標です。
私の思考回路の一端
[明治大学体同連合気道部 E.O(19歳)合気道歴1年]
入部してから入部動機を聞かれることが多かった気がするので、私が入部に至った理由とそれに付随する私の思考回路を少し晒します。いくつかの理由があるので、
少し整理してみようと思います。
第一の理由は、前からの合気道への興味です。中学の体育で、ダンスか柔道か選択できたことがあります。私は迷わず柔道を選択し、短い間ですがとても楽しみました。その後「合気道は柔道に比べて関節技が多いので、女性でもやりやすい」というようなことを耳にしました。それを聞いて、いつか合気道も少しやってみたいと思うようになったのです。
第二の理由は、単純に強くなりたいと思ったからです。2歳年下の弟がいる私は、毎日弟と公園で遊んだり取っ組み合いの喧嘩をしたりして小学生時代を過ごしました。これが現在の私の体力・筋力・打たれ強さの基盤になったのだと思います。喧嘩は小学生の間だけでしたが、中学生になった弟が急に強くなったので、「女だからといって男に負けたくない」と思うようになりました。私は、女子としては割り強い筋力を持っていることを誇りにすら思っています。そして、筋力にせよ体力にせよ、自分がより強くなることが嬉しいと感じます。そのための手段として合気道を選んだのです。今や私より力が強い弟が相手でも、関節技なら効きますしね。
第三の理由は、私の友人好きと関係します。私は小学校低学年のときに1年間、アメリカに住んでいたことがあります。元々友達が好きだった私は、友達と離れることが嫌でした。結果的には1年だけで元の学校に戻れたので良かったのですが、どうもそれ以来友達好きが悪化したような気がします。そして、どちらかと男に近いんじゃないというような性格の私は、「いざというと時に友達を守れるような人間になりたい」と思うようになりました。要するに、自己実現の一環なのです。現実にはそういう状況はそうそう起こらないのですが、起こってしまったときに後悔するのだけは嫌だと思っています。