大会情報

「徒手乱取研究大会」報告

更新日:18/10/27

投稿者: 管理者

2018年9月22日から24日の3日間、日本武道館勝浦研修センターで、スペイン、イギリス、ロシア及びベルギーの11名を含めた総勢80名が参加して、下記の内容で徒手乱取研究大会が開催されました。

合気道競技のあるべき姿と稽古法

佐藤忠之師範から、「相互徒手による乱取り法の実現は富木謙治先生が最晩年に追求した合気道競技完成のための最終課程」であること、「間合い的に柔道とは一線を画し、『離隔態勢』という間合いを基軸にして、合気道の持つ独自の技術性を前面に押し出した試合形式の実現」を目指すこと、徒手乱取りの採用によって短刀乱取りを反故にするわけではないことなどについて、実技を交えてのお話がありました。

合気徒手乱取稽古法の紹介と合同稽古

谷繫強志早稲田大学合気道部監督から、早稲田大学で過去二年間工夫してきた、間合い・手刀・崩し・連携技が重要である「合気徒手乱取稽古法」が紹介され、それに沿って稽古しました。徒手乱取においてはお互い自由意志により技を出し合うことから、様々な場面を想定した掛かり稽古や引き立て稽古を練習しました。

審判講習会と意見交換

嶋田典弘教育局長から徒手乱取競技ルールの説明があった後、いくつかの場面における具体的な判定について、有意義な意見交換が行われました。

佐藤忠之師範による17本の形の講習

佐藤忠之師範から、17本の形の中から、正面当、引き倒し、腕捻り、脇固め、小手捻りについて、相手にけがをさせずに制する、富木合気道の正しい技術の説明があり、参加者が組になって稽古しました。

徒手乱取競技会

様々な年齢や国籍の人が参加して、徒手乱取の競技会が行われました。カウンターに次ぐカウンターで攻守が目まぐるしく変わる徒手乱取では、一瞬をついた「一本」で決する試合がほとんどで、参加者が勝敗を意識しながらも、試合をエンジョイしているように感じられ、会場全体の雰囲気もとても明るいものでした。なお、今回は研究大会であることでもあり、順位による表彰は特に行わず、予選リーグ、決勝トーナメントを通じた最優秀技能賞に小池雄登早稲田大学合気道部主将が選ばれました。

ケン・ブルーム師範による15本の形の講習

ケン・ブルーム師範によって、15本の形の講習が行われました。15本の形は17本の形より以前に策定されたものですが、徒手乱取にとって有用であると考えられ、現在の17本の形との相違や山田専太先生の技術も含めて、逆構当、押倒し、小手捻り、正面当、引き倒し、小手返し、転回小手返しを練習しました。

以上
文責 藤田世潤

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